ANA アメリカン・エキスプレス・カードとは、ANA(全日空)とアメリカン・エキスプレスが共同で発行しているカードです。通常ANAアメックスカードと呼ばれています。ANAとアメックスの各特典が融合されており、無期限でマイルを貯めることができる、旅行やエンターテインメントの特典が充実しているカードです。今回はこのANA アメリカン・エキスプレス・カードのおすすめしたいポイントを、口コミや評判を含めて紹介していきます。
目次
ANA アメリカン・エキスプレス・カードの特徴!
ANA アメリカン・エキスプレス・カード | |||
年会費 | 7,000円(税抜き) | 電子マネー | 楽天Edy |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~1.5% | 海外旅行保険 | 利用付帯 |
発行スピード | 最短10日 | 国内旅行保険 | 利用付帯 |
ブランド | American Express | 締め日 | 個別設定 |
限度額 | 個別設定 | 支払日 | 個別設定 |
申し込み条件 | 高校生を除く18以上の方 電話確認が可能な方 |
ETC | 無料(新規発行850円) |
入会キャンペーンについて
2018年10月2日までの入会キャンペーンでは、4つの特典が用意されています。
1つ目は、入会時に取得できる1,000マイルのボーナスです。
2つ目は、入会後1カ月以内にカードを3回利用することで得られる1,000ポイントのボーナス。
3つ目は、入会後3カ月以内にカードの利用金額が15万円を達することで得られる3,000ポイントのボーナス。
そして4つ目が、入会後3カ月以内にカードの利用金額が50万円を達することで得られる20,000ポイントのボーナスです。
また通常ポイントとしてカードの利用額が50万円に達すると5,000ポイントが付与されるので、入会後3カ月間の利用で最大で30,000マイル相当を獲得することができます。
3か月の間でいっきに30,000マイルも貯めることができるのは他のカードではなかなかありません。入会直後からこんなに特典満載なのはとても嬉しい点ですね。ANAマイルの使い道としては、ANA国内線特典航空券・ANA国際線特典航空券・提携航空会社特典航空券への交換があります。
基本的にANA国内線特典航空券で予約できるのは普通席のみですが、現在は追加の料金を払うことでプレミアムクラスの利用も可能です。また航空券以外の使い道として、ワールドプレゼントのポイントプログラムの品物と交換することも可能です。
ANAホームページで電子クーポンとして使用できるANAスカイコインに交換することもできます。
年会費はいくら?
ANAアメックスカードの年会費は7,000円(税抜)で、消費税込みですと7,560円です。
年会費が無料というカードが多数あるなかで7,000円は少し高いと感じるかもしれませんが、そのぶん補償や特典が他のカードとは段違いなので、そう考えると決して高くはない年会費です。
ETCカードは発行できる?
ETCカードの発行ももちろん可能です。ETCカードの場合は年会費無料で利用できます。新規発行の際には発行手数料として918円(税込)が必要ですが、カード更新時の費用はかかりません。
ETCカードは年会費が有料となっているカードが多いので、この点はかなりのメリットといえるでしょう。
家族カードは発行できる?
家族カードも発行可能です。家族カードの場合、年会費は税込みで2,700円となっています。
旅行保険は付帯している?
旅行代金をこのカードで決済した場合、海外旅行・国内旅行共に傷害保険が付帯されます。海外特約もあり、保険内容も充実しています。例として、海外旅行の補償を掲載します。
補償項目 | カード会員 | 会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高3000万円 |
携行品損害 | 1旅行最高30万円 | 1旅行最高30万円 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
最も利用頻度が高いといえる傷害治療・疾病治療の補償額が少なめなのはデメリットではありますが、年会費が無料で海外旅行保険が自動で付帯されるカードを補助として持っていれば問題ないと思います。
上記は海外旅行の場合ですが、国内旅行の保険も充実しています。利用付帯で死亡・後遺障害の補償が最高2000万円で付きます。さらに会員の家族にも最高1,000万円の補償が付帯されます。
付帯サービス一覧
ここでは、先ほど海外旅行保険は掲載したため、国内旅行保険とショッピング保険の一覧を掲載します。
国内旅行傷害保険
死亡・後遺障害 | 2000万円 |
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入院費用 | – |
手術費用 | – |
通院費用 | – |
家族特約 | – |
ショッピング保険
年間保証限度額
[自己負担額] |
200万円
[10000円] |
---|---|
補償期間 | 90日間 |
審査難易度は?
このカードは富裕層が持つカードとして認知されているので、審査も厳しそうというイメージが付きがちです。しかし実際はそんなことはありません。
カードの支払いに関しての信頼性があれば、年収や収入の安定がそれほど良くなくても審査を通過できる可能性は十分にあります。収入が不安定な自営業の方も、年収が300万円ほどの方でも、審査を通過しこのカードを持っている方は多数いらっしゃいます。
ANAアメックスカードの特徴としてあげられるのが、利用限度額の幅が上限も下限も非常に広いことです。10万円ほどの非常に少ない限度額に設定することも可能です。万が一貸し倒れしてもその影響を最小限に抑えることができるのも審査に考慮されています。
よって、派遣社員や専業主婦でも審査を通ることができますし、消費者金融の借入残高が残っている方でも支払い遅延が無いのであれば審査に通ることは可能です。このように対象者が意外にも広いのがANAアメックスカードのメリットです。
選べる国際ブランドは?
ANAアメックスカードはAmerican Expressしか選べません。しかし、アメックスはJCB加盟店と加盟店契約を結んだため、JCB加盟店でもアメックスカードは使えるようになっています。
使える電子マネー
ANAアメックスカードでチャージできる電子マネーは楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAのみです。またチャージは可能ですが、ポイントを得ることはできません。電子マネーのチャージでポイントを得たいという方は、それに対応しているカードを補助として持つ必要があるでしょう。
ポイント還元率!
ANAアメックスカードはポイント還元率が3%と非常に高くなっています。また、ANAグループの航空券の購入や、機内販売を利用すると還元率は4.5%にもなります。
貯まったポイントの使いみち
ANAアメックスカードのポイントの使い道はさまざまなものがあります。買い物・オンラインショッピング・公共料金の支払いにポイントを使用できるほか、提携店の商品券等とポイントを交換することもできます。支払いの場合は3000ポイントから利用可能です。
また、Tポイントや楽天スーパーポイントへ変換することもできます。アメックスが提供する7500点以上のさまざまな商品との交換もできます。ポイント交換で一番の人気は航空会社のマイルと商品券です。
ANA アメリカン・エキスプレス・カードの締め日と引き落とし日
ANAアメックスカードの締め日はカードの番号や色によって異なっており、20~22日が締め日となっています。引き落とし日は基本的には10日ですが、指定の銀行によって引き落とし日を変更することもできます。
ANA アメリカン・エキスプレス・カードは他クレカと比較してここが違う!
まず1つ目に、ANAアメックスカードを持っていると空港内のラウンジの利用ができます。この空港内のラウンジの利用は他のカードだとゴールドカードクラス以上でなければできないので、これはかなり嬉しい点といえると思います。
2つ目は、海外旅行傷害保険が最高3000万円と非常に高額になっていることです。他のカードだと2000万円ほどが限界なので、この点も特質といえます。また、海外で困ったときにホットラインを24時間無料で使えたり、旅行関係のさまざまな手配を優待料金でできるサービスがあったりと、とにかく旅行関係のサービスが充実しています。
3つ目は、先ほども少し触れましたが、国内最大手であるANAグループでカードを利用すると、ポイント付与率が通常の1.5倍に昇ることです。またANAグループでのフライトだと通常のフライトマイルのみでなくボーナスマイルも獲得することができます。これらが他のクレジットカードとの主な相違点です。
ANA アメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
ポイント移行コースには登録料がかかる
ANAアメックスカードのメリットとして上記ではポイントにさまざまな使い道があると述べましたが、このポイントをANAのマイルに変換するにはポイント移行コースへの登録が必要になります。そしてこのポイント移行コースには登録料が必要です。登録料は6000円となっています。しかしこのポイント移行コースに登録するとANAマイルの変換が可能になると同時に、ポイントの有効期限が無期限になります。またこれはアメックスカードに限らずANAが提携しているカード全てに言えることなので、そこまで大きなデメリットとは言えないでしょう。
ANA アメリカン・エキスプレス・カードの口コミと評判
ここではANAアメックスカードの口コミや評判をメリット・デメリット共に紹介していきます。
ANAの利用でマイルがたくさん貯まる!
上記でも述べましたが、ANAアメックスカードを利用してANAの航空券を購入したり、ANAグループの商品や機内販売などを利用したりするとそれだけでマイルがどんどん貯まっていくので、その点のメリットが非常に強いと多くの口コミから見受けられます。普段飛行機にあまり乗らないという方でも、ショッピングで貯めたポイントをマイルに移行できます。ポイント移行コースに登録すればポイントが無期限になるので、実質マイルも無期限になります。貯めたマイルを使って旅行に行く方もたくさんいらっしゃるようです。
ラウンジの利用ができるのが嬉しい!
こちらも先ほど少し触れました。空港は非常に混雑しますし、荷物も多くなりがちな出張や旅行の際にラウンジを利用してゆっくり待ち時間を過ごせるのは利用者にとってはとてもありがたいことですね。他のカードだとランクが高くなければラウンジの利用はできないので、安い年会費でラウンジの利用ができるのはお得感があって好評なようです。
マイルに変換するために6000円は高い…
ポイントをマイルへ変換するためには登録料として6000円かかりますが、この金額が高いと感じる方は多くいるようです。このコースに登録しないとポイント利用方法の幅は大きく狭まってしまうため、コースに登録しなくてももっとポイントを使えたらいいのにと思う方もいらっしゃるようです。他のカードだともう少し安い金額でこのようなコースに登録できるので、割高であるのは事実です。
海外の空港ラウンジが利用できないのは残念…
ラウンジの利用ができるのは国内の主要空港のみで海外のラウンジの利用はできません。海外旅行や海外出張が多いという方にとっては少し残念だと感じる点ですね。
ANAを利用しないと持っている意味があまりない…
このカードはANAが提携しているが故にANAの利用を前提とした特典やサービスが多いので、ANAの利用がなければわざわざこのカードにした意味がないと思う方もいらっしゃいます。普段のショッピングでポイントを貯めることも可能ですが、そのようなサービスは他のカードにもあるので、あえてANAアメックスカードを選ぶ必要はないかもしれません。
こんな人にANA アメリカン・エキスプレス・カードはおすすめ!
ここまでANAアメックスカードの特徴やメリット・デメリットを多数紹介してきました。
アメックスのカードはブランド力があり、富裕層が持つ少し敷居の高いカードというイメージがつきがちですが決してそのようなことはなく、一般の方にも適した特典や補償が満載です。ここまで述べてきたことをまとめると、このANAアメックスカードは「ANAの利用の頻度が多く、マイルをたくさん貯めたい人」におすすめです。
ANAの利用で多くの特典が得られること、カードの利用でマイルがどんどん貯まっていくこと、この二点がANAアメックスカードの特質点といえるでしょう。もちろん普段の買い物だけでもポイントを貯めることはできますが、やはりこのカードを選ぶからにはどんどんANAを利用していきたいところです。シカード選びで悩んでいる方は是非参考にしていただけたらと思います。