アメリカン・エキスプレス・カードはアメックスの基本的なプロパーカードです。基本的なカードと言っても家族特約が付いた旅行保険、マイルが効率よく貯まるといった他のクレジットカードとは一線を画するサービスが揃っています。
ステータスと機能性をどちらも備えたクレジットカードが欲しいなら、真っ先におすすめしたいのがアメリカン・エキスプレス・カードです。
今回はアメックスの正統なカードとなるアメリカン・エキスプレス・カードの特徴について詳細にご紹介していきたいと思います。
アメリカン・エキスプレス・カードの特徴!
アメリカン・エキスプレス・カード | |||
年会費 | 12,000円(税抜き) | 電子マネー | 楽天Edy/QUICPay |
還元率 | 0.4%~1.0% | キャッシング | 個別設定 |
発行スピード | 約3週間 | 旅行保険 | 国内・海外旅行保険 |
ブランド | American Express | 締め日 | 個別設定 |
限度額 | 個別設定 | 支払い日 | 翌月10日 |
申し込み条件 | 日本在住で20歳以上の安定した収入がある方 | ETC | 年会費無料/発行手数料850円 |
入会キャンペーンについて
アメリカン・エキスプレス・カードの発行元であるアメックスでは、以下のような2つの入会キャンペーンを実施しています。
- 新規発行で初年度年会費無料
- 最大18,000ポイントのボーナスを獲得
年会費無料の条件はアメリカン・エキスプレス・カードに入会するだけです。世界的に高ステータスのクレジットカードをお得に利用できるまたとないチャンスですよ!
さらにボーナスとして最大18,000ポイントを獲得することができるのですが、より詳しくキャンペーン内容を説明すると以下のようになります。
- 入会後1ヶ月以内に3回以上カードを利用→3,000ボーナスポイント獲得
- 入会後3ヶ月以内に合計20万円のご利用→5,000ボーナスポイント獲得
- 入会後6ヶ月以内に合計50万円のご利用→5,000ボーナスポイント獲得
- 合計50万円カードを利用→5,000ポイント獲得
以上の条件を達成することにより最大18,000ポイントを獲得することができるというわけです。こちらのボーナスポイントによる特典は2018年10月2日までに申し込みした方が対象となっています。
アメリカン・エキスプレス・カードの年会費はいくら?
アメリカン・エキスプレス・カードは通常12,000円+消費税となっています。
他のクレジットカードならゴールドカードに設定されていてもおかしくない金額ですが、初年度は年会費無料で利用することができます。
またアメックスは年会費が他カードよりも高い分、空港ラウンジや旅行保険など会員限定の特典やサービスの質が非常に高いことでも有名です。
クレジットカードにステータス性を求める方はもちろん、年会費に見合うカードを作りたいのであればまさにこのアメリカン・エキスプレス・カードがおすすめと言えます。
ETCカードは発行できる?
アメリカン・エキスプレス・カードはETCカードの年会費が完全無料です。ただし新規発行の際には手数料850+消費税が必要となります。
昨今では年会費が無料となっているETCカードを見つけること自体が難しくなってきているので、本カードと一緒に気軽に利用できるのは嬉しい点ですね。
家族カードは発行できる?
家族カードの場合は年会費6,000円+消費税がかかります。本会員のアメリカン・エキスプレス・カードの半額ですね。
アメックスは家族カード発行の条件範囲が広いとされています。普通のクレジットカードならば家族カードを発行できるのは、配偶者と両親などの家族だけに限られています。
しかしアメックスの場合は内縁や同性婚のパートナーでも、婚約者でも家族カードを作ることが可能となっているのです。
旅行保険は付帯している?
アメリカン・エキスプレス・カードはアメックスのプロパーカードの中で、最も低いグレードであるにも関わらずなんと旅行保険が付帯しているのです!
旅行保険は海外と国内で適用できるだけでなく、利用付帯ですが家族特約まで付いているというゴールドカード並みのクオリティーで海外旅行にもおすすめ。
それではアメリカン・エキスプレス・カードの旅行保険について詳しくご紹介していきましょう。
アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険(利用付帯)
保険金の種類 | 本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用(事故) | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
個人賠償責任(事故) | 最高3,000万円 | 最高3,000万円 |
携行品損害 | 30万円(免責3,000円/年間限度額100万円) | 旅行中最高50万円(免責3,000円、年間限度額100万円) |
救援者費用(保険期間中) | 最高200万円 | 最高200万円 |
利用付帯ではあるものの家族特約の保証内容が本会員と同じというのはありがたいですね。
ケガや病気をした際に必要となる傷害疾病の補償は100万円と少なめですが、年会費無料で補償金額が高めに設定されているエポスカードなどで合算しておけば安心です。
アメリカン・エキスプレス・カードの国内旅行保険(利用付帯)
保険金の種類 | 本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡補償 | 5,000万円 | 1,000万円 |
傷害後遺障害保険金 | 5,000万円 | 1,000万円 |
アメリカン・エキスプレス・カードでは国内の旅行保険も、家族特約付きで利用付帯となっています。さすがにアメックスだけあって旅行に関する保険は充実していると言えますね。
多種多様なプロテクション
さらにアメリカン・エキスプレス・カードではカードの盗難紛失や、購入した商品に関する損害に備えることができるサービスも揃っています。
- カードの紛失盗難:カードを万が一紛失した場合すぐに再発行できる
- ショッピング・プロテクション:購入日から90日間カードを利用して購入した商品を最高500万円まで補償
- オンライン・プロテクション:インターネットでの不正利用についての侵害を全額保証
- リターン・プロテクション:カードで購入した商品の返品を店舗が受け付けない場合でも購入日から90日以内であれば、銀行口座に購入金額の払い戻しができる。年間最高15万円まで。
これだけのプロテクションが付帯しているのもアメックスの特徴と言えます。特にリターン・プロテクションは普通のカードであればまず利用することはできません。
ネットでのお買い物が不安であるという方もアメリカン・エキスプレス・カードには、全額補償のオンライン・プロテクションがあるので通販利用にもおすすめですよ。
付帯サービス一覧
アメリカン・エキスプレス・カードには保険以外にも良質な会員限定サービスが容易されています。アメックスのカードを持っているだけで国内外問わずこれだけのサービスを享受することが可能です。
- 空港ラウンジ:国内39ヶ所/海外2ヶ所の空港ラウンジ。同伴者1名まで無料
- プライオリティパス:VIPラウンジ利用が年2回まで無料
- 手荷物無料宅配:出発時または帰国時に手荷物を無料で宅配
- 無料送迎サービス:出発時または帰国時に利用可能地域と空港間で無料送迎
- 空港クロークサービス:空港内の預かり所で手荷物を無料で預けられる
- 海外旅行保険:利用付帯。最高5,000万円まで補償
- 国内旅行保険:利用付帯。最高5,000万円まで補償
- エンターテインメント:グルメ/コンサート/スポーツなどゴールド会員限定のイベント
- メンバーシップ・リワード・プラス:マイル付与率1%。年会費3,000円+消費税
審査難易度は?
アメックスのクレジットカードを取得するならまずはアメリカン・エキスプレス・カードを発行することをおすすめします。
まずは基本カードとなるアメリカン・エキスプレス・カードのクレジットヒストリーを積み重ねていくことが、後にゴールドカードを取得するための近道でもあるのです。
それではアメリカン・エキスプレス・カードの審査基準について詳しく見てみることにしましょう。
アメリカン・エキスプレス・カードの入会条件
アメリカン・エキスプレス・カードの入会条件は原則として、20歳以上であることをはじめとした以下のような内容となっています。
- 年齢が20歳以上の方
- 日本に定住している方
- 安定した収入を得ている方
アメリカン・エキスプレス・カードでは明確な審査基準については公表されていませんが、ステータスの高いクレジットカードであるだけにものすごく基準が高そうに思えますよね。
しかし実際には年収300万円もあれば問題なく発行できるケースが多いようです。
年齢も20代であれば審査の影響することはほとんど無いと言えます。また契約社員や派遣社員であっても審査を通過することはでき、年収が200万円代であっても信用情報に問題が無ければ入会できる可能性があるようです。
アメリカン・エキスプレス・カードの国際ブランド
アメリカン・エキスプレス・カードの国際ブランドは当然のことながら発行元となるアメックスです。
アメックスの高いステータス性とブランド力によって、たとえ海外であってもアメリカン・エキスプレス・カードがあれば身分証代わりにすることも可能です。
アメックスは持っているだけで身分を保証してくれる!
アメックスは日本ではあまり普及していないカードブランドでしたが、JCBとの提携を経てから使える店舗もグンと増えました。
JCBは日本初の国際カードブランドであり、日本国内やアジア圏で広く利用することができます。よってJCBが利用できるお店であればアメックスも問題なく利用できます。このため海外でも国内でも気兼ねなく利用できるカードブランドであると言えるでしょう。
また最もグレードが低いアメリカン・エキスプレス・カードでさえ、一般的にはゴールドカードに近い評価を受けています。
このようにアメックスは会員サービスがとても充実しているだけでなくカードの所有者に確かなステータスを約束します。
アメリカン・エキスプレス・カードで使える電子マネー
アメリカン・エキスプレス・カードでは以下の電子マネーに対応しています。
- QUICPay/Apple Pay
- モバイルSuica
- 楽天Edy
- おサイフケータイ
nanacoやiDには対応していませんが主要な電子マネーは概ね利用できると言えます。
アメリカン・エキスプレス・カードはどちらかというとSuicaなどのプリペイド型電子マネーよりも、QUICPayのようなポストペイ型の電子マネーとの相性が良いと言えます。
なぜならアメリカン・エキスプレス・カードはチャージでのポイントが貯まらないからです。
ポイントを貯めるならAMEX QUICPayがおすすめ!
電子マネーでポイントを貯めたいのであればAMEX QUICPayがおすすめです。
AMEX QUICPayではアメリカン・エキスプレス・カードと同じく100円の利用につき1ポイント貯めることが可能となっています。
さらにポイントの端数切り捨てが無いのでAMEX QUICPayを使用した方が、アメリカン・エキスプレス・カードを普通に利用するよりも効率よくポイントを貯めることができるというわけです。
AMEX QUICPayには年会費などのお金もかかりませんので、アメリカン・エキスプレス・カードを発行したら是非利用することをおすすめします。
アメリカン・エキスプレス・カードのポイント還元率は?
クレジットカードと言えば今やポイント還元は当たり前。アメリカン・エキスプレス・カードではメンバーシップ・リワードというポイントプログラムによって、カード利用ごとにポイント還元を受けることができます。
アメックスのポイント還元率は使いみちによって変動する
アメリカン・エキスプレス・カードのメンバーシップ・リワードでは基本的に100円つき1ポイント貯まる仕様となっています。
還元率にして1.0%ですがポイントの交換先などによって変動する場合もあります。またメンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズに加盟している店舗では、100円につき2ポイント~10ポイント貯まるというお得な特典も付いています。
アメックスポイントの有効期限は最大3年!
アメリカン・エキスプレス・カードで貯まるポイントには最大3年までの有効期限がありますが、以下の条件で有効期限を無期限にすることもできます。
- アメリカン・エキスプレス・カードで貯めたポイントを使用する
- メンバーシップ・リワード・プラスに加入申し込みする
カードで貯めたポイントを無期限にする方法
アメリカン・エキスプレス・カードでは一度でもポイントを、何かしらのサービスに利用すればポイントの有効期限を無期限にできます。
もう一つはメンバーシップ・リワード・プラスに加入する方法が挙げられます。メンバーシップ・リワード・プラスは通常のポイントプログラムであるメンバーシップ・リワードの上位版となるサービスです。
こちらでは年会費が3,000円かかりますがポイントの有効期限が無期限になるほか、マイルや提携ポイントの換算レートがアップするといったメリットもあります。
メンバーシップ・リワード・プラスによってマイルが効率よく貯められるので、特にアメリカン・エキスプレス・カードでマイルを貯めたい人におすすめとなっています。
一番オトクなポイントの交換先はマイル!
アメックスでは貯めたポイントの交換先も数多く用意されていますが、中でも一番おすすめと言えるポイントの交換先はマイルです!
実はアメリカン・エキスプレス・カードではANAマイルを1,000ポイント=1,000マイルで交換することが可能です。
ただし上記のように1対1でのレートでマイルを交換するには、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していることが条件となります。
またマイル交換の際には手数料もかかるので、よりお得にマイルを交換したい場合はマイルを交換後、すぐにメンバーシップ・リワード・プラスを退会するといった工夫が必要となります。
アメリカン・エキスプレス・カードの締め日と引き落とし日
アメリカン・エキスプレス・カードの締め日と引き落とし日は基本的に、18日~20日締めの翌月10日引き落としとなっています。
しかし実際は利用する金融機関によって別のパターンになることがあります。
カードの締め日と支払日は変更することもできる
アメリカン・エキスプレス・カードの締め日と支払日は変更することも可能です。
基本的には上記で述べたように締め日が19日で引き落としが翌月10日となりますが、アメックスのコールセンターに申請することで以下のように変更することもできます。
- 締め日3日 引き落とし21日
- 締め日7日 引き落とし26日
アメリカン・エキスプレス・カードは他クレカと比較してここが違う!
アメリカン・エキスプレス・カードと他のクレジットカードの最大の違いは、持っているだけでステータスが示せるという点でしょう。
世の中には数百種類ものクレジットカードがすでに出回っていますが、それのカードと比較してアメリカン・エキスプレス・カードをはじめとしたアメックスカードは、明らかにステータスの面で一線を画する存在感を放っています。
またアメリカン・エキスプレス・カードはステータス性だけでなく性能面でも、他の一般カードを圧倒しています。アメックスの中で最もグレードの低いカードであるものの、家族特約つきの海外旅行保険や空港ラウンジ利用権、多様なプロテクションが付帯しているような一般カードはほぼありません。
ステータス性とサービス性ともに妥協しない方にはまさにおすすめのクレジットカードであると言えるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
これだけの非常に高いステータスとスペックを誇るアメリカン・エキスプレス・カードはメリットばかりのように見えますが、意外にも実はいくつかのデメリットを抱えていますので詳しく見てみましょう。
他の一般グレードにあたるカードよりも年会費が高い
アメリカン・エキスプレス・カードでネックとなるのはやはり年会費です。
発行元となるアメックスが発行するクレジットカード中で最もグレードが低いアメリカン・エキスプレス・カードですが、年会費は12,000円と他社ゴールドカード並の金額となっています。
とはいえ海外旅行保険など充実したトラベルサービスが付帯しているため、仕事などで海外に渡航する機会が多い方であれば充分に年会費の元を取ることは可能です。
逆にこれらの機能をあまり利用しない方にとっては損となってしまう可能性がありますので、発行するならばアメックスのサービスをきちんと把握し使いこなしていくことが前提となるでしょう。
電子マネーのチャージでポイントを貯めることができない
次に挙げられるアメリカン・エキスプレス・カードのデメリットは、電子マネーとの相性があまり良くないということです。
現在では多くのクレジットカードで電子マネーでのチャージでもポイントが還元されるといった、お得なメリットを受けることができますがアメリカン・エキスプレス・カードでは電子マネーのチャージでポイントを貯める機能はありません。
よって電子マネーによる使用でポイントを貯めるには向かないクレジットカードであると言えるでしょう。
このようにチャージではポイントが貯まらないので、アメリカン・エキスプレス・カードで電子マネーを利用するならQUICPayのようなポストペイ型の電子マネーがおすすめです。
アメリカン・エキスプレス・カードの口コミと評判
27歳・男性(利用歴:3年)
32歳・女性(利用歴:2年)
36歳・男性(利用歴:5年)
こんな人にアメリカン・エキスプレス・カードはおすすめ!
アメリカン・エキスプレス・カードはクレジットカードにステータスを求める方はもちろん、ステータス以外にもサービスの質を重視する方にもおすすめとなっています。
充実した内容の保険が付帯しているほか、ポイントやマイルを無期限で貯めることができ、プライオリティ・パスなどの空港ラウンジ利用権や会員限定のイベントなど、他社カードには見られないメリットが満載です。
一度知るとクセになる!充実度満点のアメックスのサービス
アメックスは世界に通じるブランド力を持つので、一般グレードに位置するアメリカン・エキスプレス・カードも他とは明らかに扱いが異なります。
また海外にいても24時間無料のサポートデスクなど、手厚いサポートを受けることができ、ショッピング・プロテクションをはじめとした様々な補償も付帯していますので、海外慣れしていない方が持っていくのにも間違いなくおすすめのクレジットカードと言えます。
ひとたびアメリカン・エキスプレス・カードの充実したサービスを実感すれば、きっと長く使いたくなること間違いなしです!