転職や就職などでクレジットカードの引き落とし口座を変換しなければならないとき、手続きについてどうすればいいのか知らない人は多いかと思います。引き落とし口座を変更するときはどのくらい時間がかかるのか。違う銀行口座に変更するのは認められているのかとわからないことだらけの方に口座手続きをわかりやすくまとめてご紹介します。
目次
引き落とし先の口座の変更手続き
クレジットカードの引き落とし口座の変更方法はカード会社により異なります。ご自分がお持ちのクレジットカード会社と銀行のホームページで確認してみましょう
多くのクレジットカード会社はWEBサイトで口座変更の手続き、もしくは必要書類を郵送してもらいクレジットカード会社に記入をした後にクレジットカード会社に郵送するという2つの方法があります。
書類で口座を変更
クレジットカード会社に引き落とし口座の変更を申し込んだ後に書類が到着します、その要求書類の中には免許証のコピーなど本人確認書類を提出、ときには電話確認が行われます。
この電話確認の際に出られないと発行に時間がかかったり、電話番号の信用がなくなってしまう恐れがあります。クレジットカードを発行しているときはなるべく電話に気を配るようにしましょう。
オンライン上の手続き
クレジットカード会社のサイトでは引き落とし口座変更する方のために「お問い合わせ」「よくある質問」など変更の手続きを記載しているクレジットカード会社がほとんどです。オンラインサイトでも気軽に引き落とし口座変更はできるのでおすすめです。
口座変更の時間
口座変更にかかる時間はクレジットカード会社により異なります。急に引き落とし口座を変更しないといけない事情があれば手続きによっては時間がかかるので気をつけましょう。
書類手続きの時間
書類を郵送して手続きをする場合は1ヶ月から2ヶ月かかるケースがほとんどです。特に本人確認書類や収入証明書などを準備する際には市役所が開いてる時間帯でなければ書類を揃えることはできないので週末や夕方に訪れても営業時間外という可能性もあります。時間に余裕を持って行動しましょう。
クレジット会社によっては引き落とし可能日を書類が到着した日に設定している場合があります。もし、当月末に書類が到着すると翌々月から引き落とし可能というケースもあるので各自クレジット会社を確認しましょう。
オンライン手続きの時間
オンライン手続きの時間は書類手続きと比べてはるかに早く終わります。
オンライン引き落とし口座変更の手続きは最短で当月から引き落としが可能なケースがあります。郵送ではやはり時間がかかるのでオンラインの手続きが非常に便利ですぐに終わります。ただし、本人確認書類の提出は写真の送付が要求されるのでスマホなどオンラインで写真を送れるデバイスが必要です。
また、変更までどれくらい時間がかかるのか、手続きの進捗、引き落とし口座の変更日を確認できるのも便利です。マイページ機能のようなものがあるので、書類手続きではその都度、電話しないと確認できなかったものがオンラインで確認できるようになります。
口座が変更できない?
通常であれば引き落とし口座は変更できるケースがほとんどですが、場合によっては引き落とし口座の変更ができないケースがあります。しかし、クレジットカード会社の契約内容によっては難しいケースがあります。
銀行口座と一体型クレジットカードでは難しい
キャッシュカードと一体になっているクレジットカード会社を使っている方は引き落とし口座の変更はできません。原則として引き落とし口座が指定されるのを前提としているカードなので、多くの場合は変更の手続きは拒否されてしまいます。
一方で変更を受け付けるクレジットカード会社も存在しますが、引き落とし口座を変更できても変更先の銀行は限られているケースばかりです。
契約では口座とクレジットカードが一体である前提のため、特典としてついていたポイントや優待券などが引き落とし口座変更で消滅するケースがあります。
クレカと銀行口座の名義を統一する必要がある
クレジットカード会社に登録した名義と新たに開設する銀行口座の名義が異なる場合は変更手続きは受け付けられません。一般的にはクレジットカードの名義と銀行口座の名義は統一しておかないと口座手続き変更は認められません。
銀行口座がクレジットカードに対応していない
たまに銀行側がクレジットカードの引き落としに対応していないケースがあります。クレジットカード会社には事前に対応しているかどうか確認が必要です。
引き落とし口座変更の注意点
口座変更をするときには気をつける点がいくつかあります。事前に気をつけていないとクレジットカード会社と揉めることがあるので確認しておきましょう。
特典の消滅
クレジットカードと銀行口座一体型の契約が前提で結ばれていたためATMの手数料が無料、ポイント制度などを含めた特典が消えてしまう可能性があります。
残高不足
複数クレジットカードを所有しているときうっかり引き落とし口座変更を忘れていることがあります。もし、残高過不足で引き落としができない状態となればクレジットカード会社と揉めることになるので口座変更後はしばらく残高を残しておきましょう。
クレジットカードの引き落とし口座変更は慎重に
いかがでしたか。クレジットカードと銀行口座一体型の契約が前提で結ばれていると、引き落とし口座を変更するメリットはあまりありません。特別な理由がない限り、引き落とし口座を変更する必要はないでしょう。
それでもどうしても引き落とし口座の変更がしたい場合は慎重にクレジットカード会社と銀行のホームページの確認や電話確認をしながら慎重に変更するようにしましょう。