クレジットカードの利用にはさまざまな支払い方法があります。そんな中でも、「分割払い」と「リボ払い」はどういった仕組みなのか?損はしないのか?
クレジットカードを持ったばかりの人が不安に思うところが多いですよね…
そこで今回は、クレジットカードの「分割払い」「リボ払い」について紹介します!
目次
クレジットカード「分割払い」の仕組みについて
「分割払い」はクレジットカードで買い物をした料金を分割して支払う方法です。例えば、6万円の買い物をしたときに、2回の分割払いを選択すると、月々3万円づつ請求がきます。
3万円を2ヶ月支払うことで、支払い義務は終わるのです。
高価なものを購入する場合、手元に一括払いできるだけの元気があれば問題ないのですが、月をまたいで支払わなくてはいけない場合は分割払いがおすすめです!
分割払いを使うと手数料がかかる
分割払いは、一括で支払うよりもに負担を振り分けることができる便利な支払い方法です。しかし、分割払いをするデメリットもあります。
それは、手数料がかかってしまう、ということです。
でもその手数料はどこに支払っていることになるのか。それは、商品を買ったお店ではなく、カード会社一時的に立て替えてもらっていることになるので、カード会社に借りている分の手数料を払わなくてはいけないのです。
ただ、分割払いの中でも、2回払いを選べば手数料がかからないのでおすすめです!
分割払いが使えないお店もある
分割払いはどこのお店でも利用できるわけではなく、一括払いしかできない場合もあるのです。
主に、スーパーマーケットやコンビニなどでは分割払いができないので注意しましょう。
リボ払いは分割払いとは違う!リボ払いについて徹底解説
分割払いとリボ払いの違いをあまり理解せずに支払い方法を決めている方もいるのではないでしょうか。ここでは、リボ払いと分割払いの違いについて説明していきます!
分割払いは買い物をする度に何回払いにするかを決めます。この買物は2回払い、あの買い物は4回払い!などと分けることができるのです。
しかしリボ払いは毎月一定の金額を支払っていきます。つまりどれだけクレジットカードを使っても、月に支払う金額は変わらないのです。
つまりリボ払いは、利用残高は関係なく、支払い金額を決めるので返済期間は一定ではありません。分割払いの方は、分割払いの支払い回数が返済期間となります。
毎月の支払いを一定にできるのがメリット
リボ払いを利用すると毎月の支払いを一定にすることができるというメリットもあります。分割払いとリボ払いを、毎月の支払い額・手数料で比較していきましょう
毎月の支払い額での比較
毎月の支払い額で比較をすると、リボ払いでは支払い額が使った金額ではなく一定の金額で支払いを行えるということもあり、毎月の支出は一定になります。
一方分割払いは、利用額と支払い回数で毎月の支払い額が変わります。使った金額が大きいと月に払う負担も増えていくのです。
また、支払い回数を少なくすると一回に払う金額も大きくなります。
手数料で比較
クレジットカードを使って分割払い、リボ払いでも手数料がかかってしまいます。しかし分割払いの2回払いにおいては、手数料がかからないクレジットカード会社が多いです。
リボ払いの手数料は支払い額とは無関係で固定であるということになります。反対に分割手数料は実質の年利であるということです。
分割払いを選択するデメリット
以上のことからリボ払いと分割払いを選択するときには、違いがあるとわかりました。
リボ払いと分割払いを比較すると、支払い回数が少ない場合だと手数料が固定されているリボ払いよりも分割払いの実質年率は低い場合が多いです。
支払い金額にもよりますが、基本的に分割払いのほうが手数料が安いのです。
とはいうものの、一括払いや2回払いのように手数料がかからない支払い方法を選択したほうが、分割払いをするよりもトータル的に安くなるのでできれば分割払いは選ばないほうがいいです。
リボ払いをしたほうが良い時も
とはいえ、分割払いよりもリボ払いを選択した方が金利を安くすることができる場合があります。それは、繰り上げ返済です。
クレジットカード会社によって異なりますが、一度分割払いを選択してしまうと、一部の繰り上げ返済をすることができず、一括払いの支払いのみしかできないことが多いです。
しかしリボ払いなら一部繰り上げ返済することが可能です。例えばボーナスで臨時収入があった場合、利用することで利息負担を分割払いよりも抑えることが可能になります。
分割払いは手数料がかかる
また、分割払いだと金利の手数料がかかります。分割手数料の金利とリボ払いの手数料を比較してどちらの料金が安く抑えることができるかということも考えて利用しましょう。
どこの店でも使えるサービスではない
分割払いとリボ払い両方に言えることですが、出来るお店と出来ないお店がありますので、しっかりと確認して商品購入を検討してください。お店の種類によって傾向があります。
- コンビニ:不可
- スーパーマーケット:ほとんど不可
- 洋服屋:可能なところが多い
- 本屋:ほとんど不可
- 家電量販店:可能
- 家具店:可能
- 宝石店:可能
手元のお金が不安なら計画的な分割払いで
以上クレジットカードの支払い方法の分割払いとリボ払いについて紹介しました。
まとめると分割払いは、
1商品に対して適応される。支払い回数が固定されており、余裕があるお金を返済ができる一部繰り上げ返済をすることができない。リボ払いの手数料よりも安い場合が多い。
反対にリボ払いの場合だと1商品ではなく、カードの利用合計に適用され、月々の支払を一定にすることができる。一部繰り上げ返済をすることができ、利用することで分割払いの金利手数料よりも安く支払いを済ませることができる場合があります。
支払方法を選択することはとても大切です。クレジットカードを使って、分割払い・リボ払いを使って買い物をするときは自分のお金や貯金状態をしっかり把握して利用するのがよいでしょう。