ACマスターカードとは消費者金融のアコムが発行しているクレジットカードです。そんなACマスターカードの正しい利用方法や利息、金利、さらには返済のシミュレーションまで解説していきます。
ショッピングとキャッシング
ACマスターカードの特徴として他のカードと違うところはショッピング利用分とキャッシングの利用分を完全に分けて考えなければならないことです。
引き落としに別の口座が設定されることで返済も別に行う仕組みになっています。
利息、利率も異なり注意が必要です。(詳しくは後ほど)
ACマスターカードはマスターカードブランドのため世界中に存在する加盟店で使用することが出来る。
利用した金額の支払いの方法はリボルビング払いのみであり、基本的には毎月口座から自動で引き落とされる。
一回目の支払いの後の残高から、完済するまで利息がかかってくる。(詳しくは後ほど)
リボ払いのメリットは月々の返済金額が一定であり毎月負担金額が同じというところである。
しかし、利息も当然ながら毎月継続して掛かってくる。
そのため、利息が決まる仕組みや返済が完了するための期間をしっかり理解する必要がある。
ACマスターカードのキャッシング機能
通常クレジットカードはショッピングがメインであり、キャッシング機能はそもそも付いていない場合もあります。
しかしACマスターカードの特徴はキャッシング機能の方がメインであることです。
ふつうのクレジットカードのキャッシング機能は上限額が低めであるのに対して「ACマスターカード」のキャッシング機能は上限額が高く設定されています。
具体的には800万円までです。
完済まで利息は掛かってしまうがいつでも現金を手に入れることが出来るのは心強いとも言えます。
リボ払いの仕組み
ACマスターカードはお店でショッピングの支払い時に利用する支払いと利用代金をアコムに返済する支払いの2つがあります。
店での支払いは一括払いのみ可能です。分割払いやボーナス払いなど(一括)なども利用できません。
アコムへの支払いは毎月20日に一か月分の利用金額が集計されて、翌月の6日に支払います。
返済方法は元利定率リボルビング方式
ショッピング利用代金は元利定率リボルビング方式を利用することが会員の規約によって定められています。
リボルビング払いとは上述した通り利子と共に毎月一定の金額を支払う方法です。
リボルビング払いには複数の方式がありますが、このカードで決められている返済方式は元利定率リボルビング方式です。
一回の返済金を小さくすればするほど支払う利子の合計が多くなる方式のため注意が必要です。
定率とは利用金額が一回あたりの返済金額として定められている仕組みのことです。
また、元利方式とは返済金に利息が含まれていることを言います
リボルビング払いの返済例
利用残高10万円で返済の定率10%の場合
返済金は1万円であるが、その1万円には利息分も含まれている。
年率14.6%とした場合30日後に返済しなくてはいけない利息は1200円である。
つまり1万円払っても実際は元金8800円しか返済できていません。
2回目の返済は残高である91200円に同じ計算式があてはめられます。
この方法は利用残高の減りが遅く毎月利息が課せられていく方式です。
なので、余裕があるときは返済金を増額、または残高がある程度まで減ったら一括で返済したりする工夫が必要です。
金利について
アコムの公式サイトで示されているACマスターカードの利率は10%~14.6%である。
ただしこれはショッピング利用のみです。
キャッシングについてはショッピングと異なります。契約の限度額が1~100万円の場合は実質年率3.00%~10.00%、100~800万円のばあいは実質年率3.00%~15.00%です。
少ない年率が適用されるケースは「契約限度額による。」ということしかわかっていません。曖昧ですね。
通常は高い利率が適用されると考えるのが無難です。
ACマスターカードは消費者金融が発行しているカードなので利子が高いというイメージを持つ方が多いかもしれませんが、一般的なカードと同程度の利率設定です。
リボルビング払いを使用するときの注意点
ACマスターカードは仕組みを理解しないで利用してしまうと借金地獄になってしまう可能性があります。
定率方式のリボルビング払いでの返済の場合は、残高が数千円のところまで減ったとしても毎回一定の割合で利息がかかってしまいます。
自動引き落としで放置したままにしておくと完済するまでに長い時間がかかってしまい、支払いの合計が増えてしまいます。
ある程度残高が少なくなってきたら一括で返済することをおすすめします。一括返済は利用者から申し出ないと適用されません。
借金返済が延々と続くことを防ぐために覚えておきましょう。
アコムのホームページにはご返済シミュレーションがあります。
借金地獄にならないためにも利用してみましょう。