大学生がクレジットカードを持つことへ対する親の気持ち

クレジットカードを渡す母

今の大学生には、クレジットカードを持っている人はどれくらいいるのでしょうか。

クレジットカードは色々な場面で使うことができるのでとても便利ですが、学生がカードを持つことへ対して親はどのような気持ちになっているのでしょうか。

この記事では、学生がクレジットカードを持つことに対する親の不安や、注意してほしいと思っていることを紹介していきます。

どれくらいの大学生がクレジットカードを持っているのか

社会人のほとんどはクレジットカードを持っているといわれていますが、大学生はどうでしょうか。

現在、大学生のクレジットカード保有率は約50パーセント、使いみちはネットでショッピングをする、海外旅行、ポイントを貯めるためなど様々です。

クレジットカードを発行するきっかけの多くは、海外旅行や留学など海外へ行くためで、大量の現金を持っていくよりクレジットカードの方が安心だというメリットがあります。

しかし、注目すべきポイントは持っていない人も半分いるということ。理由としては使いすぎてしまう、必要性を感じないとの意見が多くありました。

社会人と違って安定的な収入がない大学生にとってはクレジットカードを使って破産することが怖いと感じる人が多いようです。

クレジットカードを持つ大学生の特徴をまとめると、旅行へよく行く、ネットでショッピングをする、ポイントを貯めるなどアクティブに動く人が多いです。

逆に、あまり出かける機会や買い物をする機会がない大学生はクレジットカードを持ってもメリットを感じる機会がないので不必要だと思うのでしょう。

自分の行動に合わせてクレジットカードを持つか持たないか判断する大学生が多くいることが分かります。

学生がクレジットカードを持つことに対する親の気持ちは?

クレジットカードは18歳を超えると発行することができます。しかし、クレジットカードを持ちたいと思う大学生に対して、親はやはり不安の気持ちを抱くようです。

ここでは親が不安に思っていることを3つご紹介します。

①金銭感覚が麻痺してしまう

クレジットカードは支払いを後回しにするのでその時点ではどれくらい使ったのか分かりません。

分かったとしても、価値観がまだ子供なので羽目をはずし、また、その場でカードを渡したら欲しいものがすぐ手に入るということに魅力を感じ、次々と買ってしまい後々困るということもあります。

そのため、手元にある現金で間に合わせてほしいと感じる親が多いようです。

②経済的に安定していない

学生本人も親も共通で思っているのがこの意見。やはり学生は社会人ではないのでアルバイトなどの非正規雇用で収入を得ています。

アルバイトによる収入はとても不安定なため病気などで休んでしまえばその分の収入はなくなってしまいます。

収入が安定しないうちはクレジットカードを持たず、ある物の中から工面するという考えを大切にしてほしいとのことです。

③お金のありがたみを感じてほしい

クレジットカードは実際にお金のやり取りをせずに物を手に入れることができます。

大学生は特にお洒落などに敏感になる時期で欲しい物が一気に増える時期です。その時にクレジットカードが手元にあると罪悪感も薄れ、物を買うということを軽く考えてしまう恐れがあります。

その後の人生を狂わさないように、子供の未来を親が守らなくてはと考える方が多いようです。

クレジットカードを持つならこれだけは注意!

①分割払いとリボ払いには手数料がかかる

クレジットカードのメイン機能となる買い物をするための機能、いわゆるショッピング機能の支払い方法には一括払いや分割払い、リボ払いがありますが分割払いとリボ払いには手数料がかかります。

早く返さなくてはどんどん支払い額が増えて取り返しのつかないことになることも。

特に大学生のうちは一括払いで済むようにし、大きな買い物ではクレジットカードを使わないようにしましょう。

②キャッシング機能を使わない

キャッシング機能とはショッピング機能とは違いお金を借りるための機能です。簡単に言えば借金をするということ。

キャッシングの利息はとても高いので大学生のうちは特にやめた方がいいでしょう。

大切なのはお金への価値観

クレジットカードは簡単に買い物をすることができるので手元に現金がなくて買うことができないという心配がなくなる画期的な物です。

しかし、使い過ぎると後々困り支払いきれない額の請求に合い破綻してしまうリスクもあり、親の皆さんはそれを危惧しているとのこと。

また、破綻の心配だけではなく、物を買うということを軽く考えるようになりお金への価値観が変わってしまうなど心の面も気にしています、できることならクレジットカードを持たない方が親を心配させることがなくなりますが、やはり色々な場面で不便に感じることも出てくるでしょう。

そこで、クレジットカードではなく、デビットカードやチャージ式のカードを試してみてはいかがでしょうか。デビットカードは口座にある額から直接引き落とされるため自分が支払いきれない分の買い物をすることはなくなります。

チャージ式でしたら、自分で使うと決めた分だけチャージすれば予想外に使うこともなくなるので便利です。クレジットカードのような機能を持つ便利なカードはたくさんあるので、試してみてはいかがですか。

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