クレジットカードの分割払いとは?

分割払いを進める女性

クレジットカードの分割払いは使ったことありますか?

支払いを数回分に分けて一回分の額を減らすくらいにしか思っていない方も多いと思いますが、実はこの分割払い、賢く使えば急な出費や毎月の家計のお助けにとても役立ちます。

分割払いとは

クレジットカードの分割払いとは、一回の支払いを数回に分けて支払うことです。例えば、6万円分の買い物を3回の分割払いで月2万円支払い、といった方法で代金を支払うことです。

こういった支払い方法は通常、金利手数料と呼ばれ、元の支払い額にプラス手数料をカード会社に払うことが課せられています。例えるとしたら、住宅ローンと似たような仕組みですね。そのため、支払いの回数が多い分だけ多くの手数料がかかることになります。これが、多くの人が分割払いを敬遠する理由ですね。

特に分割払いをしなくても良い状況なら、なるべく分割払いをしないほうがいいと思われます。

しかし、急な出費でお金に困ってしまうことはありますよね。例えば一気に10万円や20万円の出費があった時、一気に払うと負担が大きいです。そういう時に、2回払いや3回払いを活用すれば、すぐに支払わなければいけない額が一気に減ります。よくあるのは携帯料金の支払いが分割払いであるケースですね!

そのため、一気にこんなに払えない…という状況では、分割払いが重宝されます。

分割払いの支払い回数

分割払いを使う際に気になる支払い回数ですが、これはクレジットカードを発行している会社によって結構バラバラです。例として、

楽天カード:3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回、30回、36回の11種類が指定可能

オリコカード:3回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回の8種類が指定可能

MUFGカード:3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回の9種類が指定可能

という風に決められています。ほとんどのカード会社では、3回、6回、10回、12回、24回が分割払いできる回数のため、それらの回数を指定すれば使えないことが少なくなると思います。しかし、細かい使える回数はそれぞれのクレジットカードで違うため、思い通りの回数で支払えないケースがあります。また、分割払いが使えないカード(例えばダイナースクラブカード)もあるため、事前に確認しておきましょう!

分割払いの手数料の仕組み

分割払いの手数料の仕組みが難しくて使っていないという人も多いですよね。しかし、実際の計算はそんなに難しくありません。

クレジットカードの分割払いでの手数料率、あるいは実質年率(大体10%以上の数値)は、1年間カード会社から支払い分の金額を借りっぱなしにした状況で発生する金利のため、実際の月々の支払いで生じる手数料は、100円あたりの手数料率が参考になります。

カード会社によってそれぞれ違うため、一概にこの額!ということはできませんが、楽天カードを例に見ると、3回払いのときは100円あたり、2.04%の分割手数料、5回で3.4%の手数料、12回で8.16%の手数料になります。

そのため、10万円を3回払いで支払う場合、実際の支払い時にはトータルで10万と2040円の支払いになります。

また、10万円を5回払いすれば、トータルで10万と3400円の支払い、12回払いすれば、10万と8160円の支払いになります。

分割払いの注意点

額によっては結構な金利になってしまうクレジットカードの分割払い。そのため、可能であればなるべく一括払いにするのが一番節約につながるかもしれません。

しかしどうしても分割払いが必要…というときには、いくつか注意しておくべきことがあります!

まず、なるべく少ない回数で返済するのが金利を抑えます。特に2回払いであれば、大体のケースでは金利の負担がなく、お得に分割払いが利用できます。2回だけでも、一回の支払い額が半分になるため、負担はだいぶ減りますね!

それから、お店によっては分割できないお店だったりします。例えば、コンビニやスーパー、本屋などでの買い物は一回払いしか出来ないところがあったりするため、使えないケースがあります。

逆に、家電量販店や家具インテリア販売店では、お店側がショッピングクレジットと呼ばれる分割払いの方法を導入しているケースもあります。こういった場合は、24回払いまで金利はお店側負担!だったりと、お店側のショッピングクレジットを使えば非常に安い金利、あるいは金利無しで分割払いが利用できたりするので、大変オトクです!

また、分割払いを利用する際にも、ボーナス払いといった支払い方法があったり、ボーナス入ったら一気に返せそうといった場合は、繰り上げ返済というシステムを有効活用するといいでしょう。繰り上げ返済とは、未払い残高を減らすことで本来かかる予定だった手数料を途中で減らす方法です。具体的にどのくらい減るかはカード会社によってまた違うため、お金に余裕ができて繰り上げ返済できそうなときは問い合わせてみるといいかもしれません。

まとめ

金利がかかるクレジットカードの分割払いは多くの人が敬遠しつつある支払い方法ですが、活用したほうがいいケースもありますね!賢く使って無理のない返済をしましょう!

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