クレジットカードの所持数は1人何枚までと決まっているわけではありません。よって1人で何枚持っていようと構わないのです。
日々クレジットカードを愛用している人の中には、1人で50枚以上も所持している方まで存在します。
ただしカードによって貯められるポイントや利用できるサービスが異なるので、何枚ものクレジットカードを持つのであれば、きちんと使い分けをして管理をする能力も要求されます。
今回はクレジットカードは何枚まで持つのが丁度良いのか、そして複数持ちをする場合の使い方やデメリットについて解説していきたいと思います。
目次
クレジットカードは何枚持つのが一番ベストなの?
特に何枚も持つ理由が無いのであれば、クレジットカードはメインカードとなるものを1枚、そしてサブカードとなるものを1~2枚持つという形がベストであると言えます。
このように多くても3枚程度あれば充分と言えるでしょう。
何枚も作れるといっても昨今のクレジットカードは非常に多機能ですので、普通に使うのであれば1枚か2枚くらいで事足ります。
メインカードは普段の支払いをまとめるためのカードとして使う
メインカードは主に利用するクレジットカードとなるので、最も利用頻度が多くなるカードでもあります。
よって家賃や公共料金の支払いから日常の買い物まで、支払いをまとめおくためのカードと言っても良いでしょう。
最も支払いで利用するのですから、やはり還元率の高いカードを選ぶことをおすすめします。
少なくとも100円につき1ポイント貯まる、還元率1%のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
また最寄りのコンビニをはじめとした、よく使う店舗でポイントが貯まるカードであれば、より効率良くポイントを集めることができます。
サブカードはビジネスなどの特定の目的で利用するために発行する
サブカードは特定のシーンや目的で使うために、発行しておくクレジットカードです。
たとえばビジネスシーンやフォーマルな場所で、流通系のクレジットカードを出すと、あまりにも生活感が出てしまいます。
このように仕事柄TPOをわきまえる必要がある人の場合は、ビジネスシーンで利用するために普段使い用とは別に銀行系のクレジットカードを作っておくのです。
また海外へ渡る機会が多い方は国外に強いアメックスカードを作って、身分証代わりに持っていくという場合もあります。
メインカードだけでもOK!サブカードは必要に応じて発行する
サブカードは自分のライフスタイルに合わせて、必要となるカードを選ぶようにしましょう。
もちろん特に必要でなければ無理に作る必要はなく、メインカード1枚だけでも全く問題はありません。
クレジットカードを何枚も発行する上で有効な活用方法は?
現にクレジットカードを何枚も利用する人が存在するのですから、そのように複数枚カードを所持するメリットも確かに存在すると言えます。
クレジットカードはそれぞれのカードごとに特徴がありますので、複数利用するのであればそれらの特徴を上手に活かすことが重要なカギとなります。
とはいえいつも同じカードを使っている人にとっては、複数持ちすることでどのような使い方ができるのか、想像するのはちょっと難しいですよね。
ここではクレジットカードの複数持ちで、有効な使い方についてご紹介していきたいと思います。
海外旅行保険が付帯しているカードを複数発行する
クレジットカードには海外旅行保険が付帯しているものもあります。海外旅行保険が付いていれば海外での病気や怪我の治療費も、補償してもらうことができるので海外へ渡るならば必須の保険と言えます。
しかしクレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償金額は一律ではなく、カードごとに異なっており、中には充分とは言えない補償内容のものもあります。
そこでおすすめとなるのが他社カードの海外旅行保険の補償金額と合算するという方法です。
海外旅行保険の補償金額は他社カード同士で合算できる!
クレジットカードの海外旅行保険は、他社カードの海外旅行保険と組み合わせることが可能となっています。
たとえば海外旅行保険が付帯しているアメック・スグリーンとエポスカードを発行すれば、それぞれのカードに付帯している海外旅行保険の補償金額を合算して、補償をより充実させることができるのです。
エポスカードの海外旅行保険(自動付帯)
アメックス・グリーン | エポスカード | 合算後 | |
---|---|---|---|
死亡後遺障害 | 最高5,000万 | 最高500万円 | 最高5500万円 |
傷害治療補償 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療補償 | 100万円 | 270万円 | 370万円 |
救援者補償 | 200万円 | 100万円 | 300万円 |
携行品損害補償 | 30万円(年間100万) | 20万円 (免責金額3,000円) | 50万円 |
賠償責任補償 | 3,000万円 | 2,000万円(免責なし) | 5,000万円 |
海外での治療費は高額なのでカードの補償金額を合算させてカバーする
海外では国内のような保険が利かないので、軽い手術をしただけでも400万円前後の費用を請求されるのが当たり前です。
特に病院での治療補償に該当する傷害治療と疾病治療の補償が、充実していないとたとえ保険があっても結局高い治療費を支払うハメになってしまうことも。
海外では最低でも傷害治療と疾病治療の補償が400万円はあった方が安心です。
しかしアメックス・グリーンの補償では100万円しかありません。そこでエポスカードのような無料で海外旅行保険が充実しているクレジットカードを発行し、補償金額を合算させるというわけですね。
海外旅行保険が充実したカードを複数発行して補償を万全に
だけどエポスカードで合算しても、400万円には足りないじゃないかと思うかもしれませんが、大丈夫です。
クレジットカードの海外旅行保険はいくらでも合算させることができます。よってエポスカードの他にも年会費無料で、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを発行して、さらに補償金額を合算させれば良いのです。
エポスカードの他にはOrico Card THE POINTがおすすめとなっています。
Orico Card THE POINTの海外旅行保険
本人会員 | |
---|---|
死亡後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療補償 | 200万円 |
疾病治療補償 | 200万円 |
救援者補償 | 200万円 |
携行品損害補償 | 20万円 (免責金額3,000円) |
賠償責任補償 | 2,000万円(免責なし) |
こちらは傷害治療と疾病治療がそれぞれ200万円となっていますので、アメックス・グリーンとエポスカードの海外旅行保険と合算した場合は、傷害治療が500万円・疾病治療が570万円と万全の補償金額となります。
海外へ渡る機会が多いのであれば、このような海外旅行保険が充実したクレジットカードを何枚も発行しておき、補償を充実させておくのも有効です。
クレジットカードを何枚も持っているとどんなデメリットがあるの?
クレジットカードの所有数は何枚までという制限が特にあるわけではないものの、カードが備えている特典やサービスを活用していかなければ発行する意味はありません。
特に年会費がかかるクレジットカードならば尚更です。ただ持っているだけでは年会費が吸い取られるだけですからね。
他にもカードを何枚も持っていることでローンに通らなかったというケースもあります。
ここではカードをたくさん発行することで生じるデメリットについてご紹介していきたいと思います。
カードを複数持つことで発生するデメリット
- 何枚ものクレジットカードを使うと支払いの管理が大変になる
- カードを通常より多く持っていると審査でマイナス評価になりやすい
- クレジットカードが多いほど住宅ローン審査では不利になる!?
何枚ものクレジットカードを使うと支払いの管理が大変になる
クレジットカードを同時に何枚も利用していると、当然ながら支払いもバラバラになってしまいます。
そうなると何の支払いに何のカードを使ったのか、明細をそれぞれ確認しないとならなくなります。
家計簿を付ける場合は何枚もクレジットカードを使っていると、複数の明細票を行ったり来たりしなければならず、余計にわかりにくくなりますのでおすすめできません。
ポイントなどのお得な特典を家計に活かすのであれば、複数のカードを使って支払いをバラバラにするようなことはせず、1つのカードにすっきりまとめてしまった方がお得だし、家計簿も付けやすくなります。
カードを通常より多く持っていると審査でマイナス評価になりやすい
信用情報ではクレジットカードの支払い履歴だけでなく、カードを何枚所持しているかも記録されます。
少数の発行であれば問題視されることはありませんが、20枚とか30枚とか一般的な所持数よりも圧倒的に数が多いと、新しくカードを発行する際の審査で不利になる可能性があります。
また1ヶ月に2枚以上のクレジットカードに申し込みする行為も、カード審査ではマイナス評価の対象となります。
カードを複数持つことは支払先を多く抱えていることと同義
クレジットカードが増えるということは支払先も同じだけ増えるということになります。
カード会社にとっては支払先を多く抱えている顧客であるほど、貸し倒れとなるリスクも多く抱えているということになります。
よって短期間に何枚ものクレジットカードを発行することは、多重申し込みという悪質行為として捉えられてしまいます。
もしクレジットカードを複数枚発行する場合は、短くても半年の間隔を置いて申し込みすると良いでしょう。
クレジットカードが多いほど住宅ローン審査では不利になる!?
クレジットカードとは何の関係も無いように見えますが、所持しているカードの数が多いと住宅ローンの審査でも不利になる可能性があります。
実のところクレジットカードを発行することで、カードの所有者は限度額分の借金をしている状態と見なされてしまうのです。
もし限度額が100万円となっているカードを10枚所持していたとしたら、単純にカード会社から1,000万円の借金がある状態となってしまうのです。
所有カードの限度額はそのまま所有者の信用情報にも残る!
もちろんカードを作っただけなので、大きな負債を抱えているブラック的な扱いを受けることはありませんが、所持しているクレジットカードの<限度額の合計>は、解約しない限り信用情報に残り続けることになります。
将来的に住宅ローンを考えている人は、過去に発行してそのまま放置状態になっているクレジットカードが複数あるなら、申し込み前に整理しておくことをおすすめします。
カードがたくさんあるとポイントもバラバラになってしまう
ポイントの分散は、クレジットカードを複数持つことで発生する、最たるデメリットと言って良いでしょう。
PontaポイントやTポイントなどの共通ポイントは、複数のクレジットカードと提携しています。こういった共通ポイントの場合は別々のカードであっても、ポイントを集約して使っていくことも可能です。
1枚のカードにポイントをまとめる方がマメに管理する必要が無くて楽!
しかしポイントの集約はあくまで手動ですので、自分で手続きを行わなければ集めたポイントもバラバラのままです。
よほどマメな人でなければポイントをほったらかしにして、そのまま有効期限が過ぎて失効してしまうのもよくある話です。
そうなるとポイントがムダになるだけなので、マメな管理をする習慣の無い人ならば何枚ものカードを使い分けるよりも、1枚にポイントをまとめてしまった方が、無理なくポイントを活用していけるでしょう。
2枚目以降のクレジットカードは利用目的を明確にしておく
クレジットカードを理由や目的もなく何枚も持つのはあまりおすすめできません。
欲しいだけ発行しても他のカードやローンでの審査で、不利になる原因を作りかねないため、基本的は1~3枚くらいの所有数にしておくと良いでしょう。
大抵は支払いでポイントを貯めるためのカード、仕事用のカードという風に使い分けている人がほとんどです。
2枚目以降のクレジットカードを発行するときはどういう目的で使いたいのか、その理由を明確にしておくことでよりはっきりと使い分けできるようになるでしょう。