出費が積み重なってしまい、お金がなくなってしまった。そんなときに助けてくれるのが、支払いを来月まで先延ばすことができるのが、クレジットカードやキャッシングですよね。
しかし、クレジットカードで決済するということは、カード会社にお金を借りるのと同じことです。当然返済できなくなってしまう可能性もあるのです。
一般的に、住宅ローンや融資を受けるとき、自分が返済できなかったら代わりに支払うという保証人が必要です。
そこで今回は、クレジットカードを発行するのにも保証人が必要なのかを紹介します!
目次
クレジットカードには保証人は必要ない
結論から言うと、クレジットカードの発行に、保証人はいりません。
ここでは、クレジットカードの申込みから発行までの流れを紹介します。
クレジットカードの申込みで申告する情報
クレジットカードを申し込みに、申請する情報は以下の通りです。
- 職業
- 雇用形態(正社員、自営業、派遣社員、パート・アルバイトなど)
- 年収
- 勤務先の規模(従業員数、上場しているか)
- 居住する家についいて(マンション、賃貸、一戸建て、所有者)
- 配偶者の有無
実際の収入を把握するための、収入証明書などは、高額な限度額を希望しない限り提出はしなくても大丈夫です。
しかし、嘘をついてもバレないであろうと、大胆な虚偽申告して、高額な限度額や、増額を申し込むと、強制退会させられる可能性があります。
強制退会させられると、二度とクレジットカードを発行できなくなってしまうんです。
最悪の場合、詐欺罪として扱われて裁判になるケースもあるので注意しましょう。
未成年者の場合は親の同意が必要
未成年でもクレジットカードを持つことはできます。
しかし、未成年者がカードを発行する場合、親の同意が必要です。
この同意は、親が保証人となるわけではありません。同意をしたとしても、親に返済義務はなく、子どもが返済できなかったとしても、親は支払う義務が無いのです。
民法上の問題で、もしも親の同意を受けずにクレジットカードを発行した場合、親はいつでも子どもが発行したカードの取り消しをできてしまいます。
このようなことが起きないように、あらかじめ同意を得ているだけなんです。
専業主婦は配偶者の同意が必要
収入がない専業主婦が、クレジットカードを発行しようとする場合、基本的に配偶者の同意が求められます。
また、専業主婦の場合は、審査自体が出来ないなんてこともあるのです。
けれど、この場合の配偶者も、専業主婦の保証人になるというわけでは無いのです。
収入がない場合でも保証人は必要ない
以上の通り、クレジットカードには保証人が必要ありません。
収入がない専業主婦や、学生は、同意が必要ですが、保証人になるという同意ではありませんでした。
しかし、同意がない場合は審査すら出来ないこともあります。保証人がいらないからといって、誰でもカードを発行できるというわけでは無いのですね。
クレジットカードでもキャッシングは出来る
クレジットカードには、ショッピング機能とキャッシング機能の2つがあります。
キャッシングは、専門のATMを利用して、現金を引き出すことができます。
この機能は、クレジットカードを申し込むときに設定が必要で、キャッシング用の限度額をショッピング用の限度額は異なるのです。
初回の申込みでは10万円程度が限度額に設定されます。
保証人が必要ないクレジットカードでキャッシングまで行えるのは、現金が必要なときには便利な機能ですよね。
ATMでお金を引き出すのは、カードローンに似ていますが、キャッシング機能を付けるのにも、保証人は必要ありません。
クレジットカードが保証人になる!?
あまり知られてい無いのですが、クレジットカードには、カード自体が自分の保証となってくれる機能があるのです。では、どのような場面で保証となってくれるのでしょうか?
マンションやアパートの賃貸で保証人代わりになってくれる
賃貸マンションやアパートを借りるときに保証人が必要です。その保証人を、代理する機能がクレジットカードにはあるのです。
オリコカードやエポスカードなどには、家賃をクレジットカード払いする代わりに、保証人を代行してくれるというサービスがあるのです。
このサービスをつかうには、カード会社が提携する不動産会社と提携する必要があります。
自分が使っているクレジットカードが保証人の代理をしてくれるのであれば、楽ですよね。
クレジットカードはホテルの保証金代理になる
保証金とは、ホテルを利用するために前もって支払うお金です。器物が破損した場合などにその保証金から修理代を引きます。もちろん、何事もなく過ごした場合は差額分が返金されます。
日本では馴染みのないホテルの保証金ですが、海外の約90%の宿泊施設では、デポジットと呼ばれる保証金を支払わなくてはいけません。
保証金を現金で支払うと、宿泊費と同等、又はそれ以上支払う場合があります。
しかし、ホテル代をクレジットカードで支払うと、クレジットカードが保証金代わりになるのです。最初にクレジットカードを提出し、保証金が引かれ、最後に保証金の請求がキャンセルされるので、、海外のホテルに宿泊する際は、保証金が戻ってきているかを確認しましょう。
まとめ
クレジットカードには保証人は必要ありませんでした。
ただ、高額な借入をする際に、稀に保証人が必要になるケースもあります。
学生や専業主婦がクレジットカードを発行する際に、親や配偶者の同意が必要ですが、同意したことで保証人になると言うことでは無いのです。この同意は、民法上の問題だったのです。
なので、クレジットカードを利用するということは、全て自己責任になるので、よく考えて利用するようにしましょう。