あなたは、クレジットカードの仕組みについて理解していますか？
今回、クレジットカードがどうやって成り立っているのか、その仕組について徹底的に紹介します。
普段の生活にかかせないアイテムになっているクレジットカードですが、皆さんは具体的にクレジットカードとは何なのか、理解していますか？
そもそも代金をその場では支払わず、商品を購入出来るなんて不思議だと感じたことはありませんか？
今後はクレジットカードについて理解して自分にあったカード生活を送ってください。
目次
クレジットカードの流れ
- カード利用者は、カード加盟店でクレジットカードを提示する。
- カード加盟店は、商品・サービスを、カード利用者へ提供する。
- カード加盟店は、商品・サービス代金の明細を加盟店管理会社へ回す。
- 加盟店管理会社は、加盟店手数料を商品・サービス代金から差し引いた額をカード加盟店へ支払う。
- 加盟店管理会社は、処理センターへ取引情報を送る。
- 処理センターは、カード発行会社へ取引情報を送る。
- カード発行会社は、手数料を上乗せして商品・サービス代金をカード利用者へ請求する。
- カード利用者は、期限内にカード発行会社へ商品・サービス代金を支払う。
- カード発行会社は、加盟店管理会社へ、カード利用者紹介手数料を差し引いた金額を支払う。
クレジットカードの詳しい仕組み
まず、カード会社は、ブランド会社にブランドを借りて、カードを作成します。
クレジットカードには、カード会社とブランド会社の2つが関わっているのです。
できたカードは、カード利用者へ発行されます。
カードのブランドと提携しているお店で、カード決済をすることができ、利用者が、カード決済をすると、そのお金は一度カード会社が建て替えます。
この建て替え時、お店はカード会社に手数料を支払わなくてはいけません。
手数料を支払わなくてはいけない理由は、後に述べます。
そして、利用者は、カード支払い日に、利用額をカード会社に支払うのです。
カード発行会社と国際ブランド会社の関係
クレジットカードには、1枚のカードに発行会社とブランド会社の名前が記載されています。カード発行会社は、オリコやセゾンなど、日本にも数え切れないほどの会社が存在します。
国際ブランドにはVISA、MasterCard、JCB、American Express、ダイナースクラブが存在します。
クレジットカードはこの国際ブランドとカード発行会社が提携して成り立っているのです。 加盟店と実際に提携しているのは国際ブランドで、カード発行者が契約しているのはカード発行会社です。
クレジット会社が設ける仕組み
商品を100円で生産して150円で売る。すると50円の利益が出るのは誰でもわかりますよね。
けど、クレジットカードはお金を一時的に貸して、そのお金を回収しています。
どこから利益を生み出しているかわかりますか？
実際にクレジットカード会社は多くの利益を生み出しています。その仕組を、クレジットカードの使用で関わる全ての立場から紹介します。
国際ブランド会社の利益の生まれ方
カード発行会社は、加盟店からにお金を振り込む際に、加盟店手数料という手数料をもらっています。
また、カード発行会社からブランドを貸す手数料をもらっています。
この2つの利益が国際ブランド会社の利益になります。
カード発行会社の利益の生まれ方
カード発行会社は、カード使用者から振り込まれたお金や、利子を主な収入源としています。なので、より利益を生み出すためにカードの所有者を増やさなくてはいけません。
そのためにキャンペーンや特典で差別化しているのいです。
加盟店の利益の生まれ方
加盟店は、カードを利用されることで、1つの商品から得られる利益が加盟店手数料によって減ってしまいます。
しかし、それでも加盟店が加盟店である理由は、顧客数の倍増が目的なんです。いま給料日前でお金がないだけだけど、カードで払えればそのお客さんは加盟店に利益をもたらしてくれます。
このように、クレジットカードの利用を可能にすることで、お金がないお客さんの獲得や、目に見える現金を使用しないため、高額な商品が売れやすくなるなどのメリットがあるのです。
クレジットカードは発行会社で選べ
クレジットカードは発行会社で選ぶべきです。
なぜなら、カードの特徴が顕著に出るのは、国際ブランドではなく、発行会社だからです
国際ブランドは、使用できる加盟店が変わるだけで、特典やポイントには関係ありません。
みなさんがクレジットカードを比較する大きなポイントは加盟店の多さですか？サービスの多さですか？
断然サービスで決めているのではないでしょうか。
クレジットカードのある生活
クレジットカードがある生活にはいくつもメリットがあります。
では、どんな具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
買物が楽しくなる
クレジットカードを使用すると、使用した金額に応じてポイントが付与されます。現金で1,000円支払っても返ってきません。
しかし、クレジットカードで1,000円支払うと、10円分のポイントが付与されます。
この積み重ねが、未来には大きくなっているんですよ。
お金がないときに便利
給料日まであと数日だが、生活する現金がなくなってしまった。
など、現金がどうしても足りなくなってしまったとき、消費者金融に借り入れをすることも1つの手段としてありますが、カードで支払えばそんなピンチも乗り越えることが出来ます。
また、高額な買い物をする時、まとまったお金が貯まるまで時間がかかるが、今欲しいと考えたとき、クレジットカードには分割払いなどを利用できます。
いままで手にできなかった商品を早く手にすることも出来るんです。
サービスが充実
クレジットカードの中には、年会費を払って使用するカードもあります。そのようなカード葉、ただ年会費を取られるだけでなく、さまざまな特典がついてくるのです。
例えば、空港のラウンジを使用できたり、レストランの代金が半額になったりなど、たくさんあります。
クレジットカードを支払い道具としてだけでなく、充実した私生活を送るための手段として使用することも出来るのです。